フェローの学び

20110909

札幌の栄町ファミリークリニックでフェロー1年目として勤務しております加藤です。
 本日はフェローの学びについてご報告致します。

1.On-line の学び
フェローは毎週3時間、学びのための時間が確保されています。この時間は各診療所をテレビ会議システムでon-lineでつなぎ、同年代のフェローとともに指導医が行うワークショップに参加します。内容は様々で、家庭医療そのものを深める学び、教育の学び、経営の学び、研究の学びなどがあります。全ての学びの内容は現場で実践することを要求され、また後のon-lineの学びの場で共有し指導を受けることになります。

2.On-siteの学び
年に2回、フェローが一ヶ所に集うフェローのためだけの合同勉強会があります。また、さらに年2回、指導医とフェローのためだけの合同勉強会があります。学びの内容は多岐にわたりますが、院長、副院長レベルになって初めて必要となってくる深い学びがテーマとなります。

3.Journal club

毎週1回、フェローと指導医が興味深い論文を共有する場があります。毎回2本の論文を扱い、1つは日本語、1つは英語でディスカッションしています。こうして最新の知見を診療に生かせるように励んでいます。

4.診療所運営

フェローシップは院長・所長養成コースといっても過言ではありません。副院長として診療所の運営についても学びながら参加していきます。あらゆるビジネススキルを実践する場が提供されています。

5.自己研修制度
フェローには年間自己研修するための費用と時間が確保されています。この時間を利用して自分の弱点領域を強化していくことに当てます。私は今年度は婦人科診療のレベル向上を、来年度は思春期診療のレベル向上のためにこの時間をあてようと思っています。
 その他、日々の診療、後期研修の教育も一生懸命やっています。いずれもフェローシップで学んだ診療や教育の内容を実践する形となるので、診療にも教育にも極めて能動的に楽しく取り組むことができると思います。
 
以上、フェローの学びを紹介しました。ご覧いただきありがとうございました。

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