

夕暮れ時の寿都湾。
仕事で疲れたときなど、この眺めで癒されます。
獲れたての魚。
寿都に来たらこれを食べずには帰れません。
外来診療ボリュームは十分にあり、救急車の受け入れも月15件前後、さらには入院病床も有している地域の基幹有床診療所だからこそ学べる幅の広い診療を行いながら、息の合ったスタッフと共に地域で果たせる役割についていっしょに考えることができる診療所です。

住民との距離の近さを実感し、自分たちの提供して
いるものの価値を身近に感じることができます。
中川 貴史 所長
日本海に面した自然の恵み多き漁業のまち、寿都町。そこに住む人々はたくましく、そして心が温かい。「よそもの」、「若者」、ともすると「ばか者」の我々を気持ちよく迎えてくれ、励ましてくれる。以前、鰊漁の最盛期には約16,000人あった人口は約3,700人へと減少し、約33%の高齢化率を誇り、北海道内の多くの自治体と同じく過疎化が進む町です。主要市町村からは若干の距離を有していて、例えば札幌からは約150km(車で約3時間)、室蘭、小樽からは約100km程(約2時間)あります。
寿都診療所は総勢約30名のスタッフからなり、診療所としては大所帯の医療機関です。一日平均約80名の外来患者が来院し、入院病床19床(全て急性期病床)、訪問診療も行っている診療所です。検査機器としては、レントゲンはもちろん、CT検査も行っています。寿都町の地理的条件もあり、様々な健康問題を抱えた患者さんが、日夜診療所を訪れます。さらに、当診療所の家庭医、看護師は保健活動にも積極的に参画し、役場の保健師、栄養士などとの連携により町の健康づくりを進めています。
数え切れない程の修羅場を共にくぐり抜けてきた理解あるスタッフと共に、苦しいときこそ笑顔を忘れずに、楽しく元気に!を肝に銘じ日々成長を続ける診療所です。
住民の方々から、「先生がいるから心配ないね」というお声を頂いたとき。自分たちが地域に少しでも安心を与えられている存在だと実感できる瞬間が最もうれしいときです。住民の方々と我々は逃げも隠れもできない間柄であり、逆にそれが壁のない自然体でいられる関係性の構築に一役買っていると思います。自分には妙に居心地がよい町であり、そこにある診療所はまさに自分にぴったりなフィールドだと感じています。
住民から寄せられる期待に対して、どのように自分が振る舞い、質の高い保健・医療・福祉を提供できるかを考え続けることで、プロとしての医師像に少しずつ近づけているような気がします。Reflective practitioner(省察的実践家)である家庭医になれるよう日々反省(涙)を繰り返したりもしています。また、行政やその他のコメディカルスタッフとの共働の上で必要不可欠な社会人としての様々な能力を暗中模索しながらも身に付けられているのではないでしょうか?様々なことが求められる場所だからこそ、適応力・応用力が求められているような気がします。
住民との距離の近さを実感し、自分たちの提供しているものの価値を身近に感じることができる寿都診療所。一つの分野にとらわれることなく、幅広い能力を身に付けたいとお考えの方々にはもってこいの診療所ではないでしょうか?是非とも一度研修にお越しください。新築(平成20年4月1日オープン)の診療所でスタッフ一同お待ちしています!
寿都診療所は町の拠点となる医療機関としての役割を担い、保健・福祉の分野との連携を密に取り合い、住民一人一人に温かい診療所だと私は思っています。毎日様々な仕事が舞い込んで来ては、皆で解決していくステップを楽しく行っています。所長としての命を受け、大きな責任を感じながらも、住民の方々、スタッフら、後輩研修医・学生たちに多くの力をいただきながら日々成長を実感しています。