結果を出すチームとは

【文献名】

富永浩義.すごいチーム あさ出版,2010.



【要約】

1.チームメンバーの集め方

・チームでの達成目標の明確な設定

・目標達成のためのメンバーを検討

・個々のメンバーに期待することを明言

※    キックオフミーティングの招待状を個別で作成し郵送



2.自立的な環境の作り方

・参加メンバーが自ら設定する成果を発表

※会議の場では、紙に書いて発表する

→コミュニケーションが早くなり、独自性のある意見が出され、会議が前進する



3.チームのムードの作り方

・うまくいっていることから話す

・聞いている人はほめる, 拍手する



4.言葉の効果的な使い方

・会議での会話は、提案, リクエスト, 質問 のみとする

※チーム内で合意しておくこと

①最終的な意思決定はリーダーが行う

②①の前に、メンバーは自分が最高と思うアイディアを出す

③①がメンバー自身の意見と異なっても、結果的に①が正しくなるように行動する



5.モチベーションの上げ方

・言えない問題をテーブルの上に載せる

・その問題の解決法を探る(「なんで○○できない?」→「どうすれば〇〇できる?」)



6.目標設定の方法

・チームの目標は自分達で作る(トップダウンで与えられた目標は一旦忘れる)

・目標に名前を付ける「○○プロジェクト」
 
→自主性が生まれる



7.役割分担の方法

・担当すると最もうまくいくのは誰かを考える

・責任者を探さない

・責任感を持つことを無理強いしない



8.ゴール設定の方法

・手の届くところに小さなゴール(目標達成に至るまでの目安)を設定

ゴール:一定期間で区切った測定可能な内容とする



9.守られる約束の作り方

・求めている期限, 成果を明確化する

コミットメントリスト:「いつまでに誰がどんな行動を起こしてどんな成果を出すか」

・週1回は進捗会議を設ける



10.チームワークの作り方

・ほめる場を作る(ミーティング終了時や飲み会など)

「誰のどんな言葉・態度が良かったか」

→誰かを悪者にすることが減る



11.問題を引きずり出して叩く方法

・早めに問題を具体化して解決策を考え、実行に移す
 
①問題を具体化「どのようにすれば○○出来るか?」
 
②問題にかかわる事実を多く出す
 
③自由な発想で解決のアイディアを出す
 
④コミットメントリストを作る



12.目標変更の考え方

・目標が達成できそうにない場合、目標変更をすすめられるのは以下の3点

①自分の力の及ばないところで外部環境が変わってしまう(急な円高・法律変更・災害)

②新たな目標設定によってより前進できる

③メンバー全員が100%本気でやったと言い切れる




【考察とディスカッション】

ぼんやりしたプロジェクト内容や問題点を明確にし、それを進めるためによい役割を果たしてくれるメンバーを招集し、目標を具体化してスタートする…ということをきっちり行うことが重要と確認出来た。
診療所・クリニックにおいては、プロジェクトや問題解決を各プロジェクトや各部門に委譲することが多い。そのため、組織全体を見渡すこと、各部門についてリーダーや個々のメンバーの特性を把握すること、必要時に助言する準備・余裕を持っておくことが必要かと思われた。



【開催日】

2011年7月13日












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