今一度FaMReFについて

後期研修3年目の木田です。

20120216

FaMReF(ファムレフ)

この言葉をご存知の方はまずいないでしょう。
私自身、最初に聞いたときは単語を聞き取ることさえできなかった。
完全なローカルワードである。しかし、当センターに所属すればその単語を知らない者はいない。それくらい存在感のある単語だ。

Family Medicine Resident Forum = 略してFaMReF(私のパソコンには”ふぁ”と打ち込むと変換されるように登録してある)
これは、北海道家庭医療学センターの後期研修医が伝統的に続けている後期研修医のための家庭医療勉強会である。
家庭医療にはコアとなる理論があり、これを理解することは時間がかかり難しいがとても重要である。この理論を学ぶために普段経験した症例を持ち寄りワイワイがやがやしながら指導医も巻き込んで家庭医療の勉強をするのである。もちろん、後期研修医自身が発表し指導者側に立つこともある。

また、夜の懇親会では、普段は北海道内6か所に散らばった研修医が一同に会し、普段溜めこまれた不満や悩み事をビール片手に語り合う場でもある。

このような勉強会の場が持てるのは指導医の理解があってのことであり、今年度は年に4回も集まる機会を持てたことはただただ感謝である。

自発的な学び、変化し続けること、家庭医バカであること、それがFaMReFスタイルでありHCFM特有の学習スタイルなのかもしれない。
今週末にも札幌での開催が予定されており、外部からの参加も可能なので、FaMReFがどのようなものなのか、又、HCFMの後期研修について知りたい、などと思う方がいれば是非参加してみて下さい。

後期研修医の日常・・・?

こんにちは。
1年目後期研修医の中島徹です。

20110728

現在、私は寿都町立寿都診療所にて働いています。
道内の方にも、たまに「寿都ってどこだっけ?」と言われるのですが、「北海道の辺境の地」と説明したりしています。日本海側の、札幌と函館の間、少し札幌寄りのところにあります。
 
その寿都に始めて来た妻&お義母さんの反応は・・・
「あ~・・・何もない町だね~」
いや、よく見ればいろいろありますよ?道の駅とか温泉とか居酒屋とか弁慶像とか
でも、それまで札幌近郊の町に住んでいた彼女らにとっては衝撃的な環境だったようです。
スーパーもねぇ、電車もねぇ、コンビニと言えばセコマだけ・・・
 
そんな環境の中で毎日楽しく診療しています。
指導医の先生に「勉強することがたくさんあって羨ましいねぇ~」と言われながら。
仕事に勉強に、本当に毎日盛り沢山なので、帰ったら疲れて寝るだけになってしまうこともしばしば。
 
とりとめのない話でしたが、この記事を見てくださった方に、一言メッセージを。
「家族や友人、周囲の人を大切にしよう」
お帰りなさいと迎えてくれる妻、遠い寿都の町まで遊びに来てくれる友人、時に優しく時に厳しく教えてくださる指導医の先生方。
自分は支えてもらってるからこそ自分でいられる、と深く実感する今日この頃なのでした。

学術大会とFreeman先生

こんにちわ。
本輪西ファミリークリニック、シニアレジデントの堀です。

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7/2~7/3、日本プライマリ・ケア連合学会第2回学術大会が札幌で開催されました。

まずは、学術大会のご報告です。
札幌ロイトンホテルで開かれた学術大会には約1800人の医師、薬剤師、保健師、看護師など非常に多くの方々が日本各地から集まりました。

それぞれの病院や診療所での取り組み、研究報告、シンポジウムなど盛り沢山の内容で、多くの刺激を受けることができました。

7/4~7/5には学術大会の来賓としてカナダからお越しいただいていたThemas Freeman教授を北海道家庭医療学センターの道内各地のクリニックにお招きしました。

Thomas Freeman先生はカナダのウエスタンオンタリオ大学家庭医療学科教授で、家庭医療学のバイブルとも言える「A Textbook of Family Medicine」の著者の一人です。
本輪西ファミリークリニックにもお越しいただき、多忙なスケジュールにも関わらず、非常に情熱的なご指導をいただきました。

ワークショップや食事会で、Freeman先生とディスカッションする機会があり、診療における患者中心の医療の実践方法から世界における日本の家庭医の役割など、非常に幅広い視点で多くの示唆に富むアドバイスをいただきました。

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世界への視点も持ちながら、学んだことを日々の診療に活かしていきたいと思います。

日本の家庭医療の発展のために、まずは研修を頑張ります!

こんにちは後期研修医3年目の村井です

20110518

5月7日8日に札幌の栄町ファミリークリニックでFaMReFがありました。今回はその報告をしようと思います。
FaMReFは各地に散らばっているレジデントが3か月に1回集まり各地での学びを共有して深める企画です。今年から外部公開にもなっており、今回は医学生さんや外部後期研修医の参加もあって盛況のうち幕を閉じました。

 初日のスケジュールは
①    家庭医療的学び
②    家庭医療レクチャ-
③    症例からの学び
④    飲み会

2日目のスケジュールは
①    Show case ポートフォリオ
②    ビデオレビュー

それぞれ症例ベースの学びが事が多く、実践に役立つようなパールが満載でした。似たような経験があっても別の視点からの学びがありとても勉強になります。

 2日目のスケジュールにある、ビデオレビューについて少し話そうと思います。
ビデオレビューは実際の外来をビデオで撮影(もちろん患者さんに同意を取って)し、後にレジデントと指導医で振り返るというものです。自分の外来の姿をビデオで見るのは恥ずかしくもある一方で、患者さんだけでなく自分自身も客観的に見る事ができるのでとても良い学びの機会になります。HCFMではビデオレビュー振り返りシートがありそれに沿って振り返るので皆のフィードバックが適切かつ建設的です。
 
 今回は相槌の仕方、アジェンダ部分のillness聴取、マネジメントの優先順位などの学びがありました。自分も日々外来で出来ていないなぁと思いながら学びを深めることができました。
 
 次回のFaMReFは8月20日21日に上川で開催されます。

研修医の引越し

後期研修医3年目の木田です。

20110413

「それでは、これで引越し荷物の運び込みが終了となります。」
 
先日4月2日の引越しを含め、ここ2年間で5回の引越しを経験した。

当センターは広い道内に6か所の診療所、2か所の病院が研修施設としてあるため、研修医は頻繁に引越しをする必要が出てくる。
現在はさまざまな観点から1年ごとの移動に落ち着いたようだが、以前は半年ごと、さらに遡ると3か月や4か月での移動もあったようだ。

異なる環境、習慣、人、気候、産業、人口構成の中で医療を経験することは、よい家庭医になるため、いや人生において必須であり非常に貴重な経験となる。

かのピカソも一説によると生涯に93回もの引越しを経験したといわれており、作品への影響も計り知れない。

しかし、家族はそう言ってはくれない。

「夫のロマンは妻のフマン。」と、ある同僚に酒の席で言われた。

引っ越しでウツになる患者を診ていながら、これだけ頻繁な引越しを強要している自分に後ろめたさを感じつつ、理解ある家族に感謝している。

後期研修医3年目 木田

新サイトでの後期研修卒業に向けて

皆さんこんにちわ!
後期研修医3年目 小西です。

20110225

現在、札幌市にある栄町ファミリークリニックで家庭医療後期研修3年目を行っています。


いよいよ、後期研修プログラムも残すところ1ヶ月となりました!
津軽海峡を渡って、はるばる北海道に家庭医療を学びに来て、はや5年!
いろいろ濃かった研修生活を振り返っています。

今回は、H.22年4月に開設された栄町ファミリーで、開設初年度ならではの学びがあったので、
特に、日本プライマリ・ケア連合学会から後期研修中での学びとして指定されている
「組織・制度・運営に関する能力」
について、この1年を振り返りながら共有できればと思います。

①「禁煙外来」導入に関わるプロジェクト
ここでは、
    ○立ち上げ準備に必要なスタッフの招集

    ○適当な仕事の分担

    ○保険適応で行うための施設基準の把握と準備

    ○役所への手続き

    ○仕事を期日までに、もれなく全体を把握しながら終わらせるための「フィッシュボーンダイアグラム」の使用
    ここでは多くのスタッフに協力頂き、特に医事科には手続きに関していろいろ教えて頂き感謝しています。


②訪問診療導入に関わるプロジェクト
ここでは、

    ○訪問診療導入の流れ(電話受け付け・判定会議など)

    ○初期電話対応での情報収集シート

    ○契約に関わる重要書類

    ○訪問看護師・ケアマネなどと、メールでの連絡体制の構築
    ここでは、他サイトですでに出来上がっているものを参考にさせていただき、栄町ファミリークリニックにフィット
させるような形にしました。知的財産の共有は素晴らしいですね!下半期では木田医師がさらに発展改良してグレードアップしています!


③「特定健診」導入に関わるプロジェクト
ここでは、

    ○電子カルテの設定

    ○役所への手続き
    
○マニュアル作成

    ○スタッフ教育
    じつは、これが一番手こずりました。役所手続きが難解で。また、眼科健診は当院でできないため、他医療機関と契約を結ぶなど。。。プロジェクト委員会を作り、5回ほど会議を行い各スタッフに協力いただき、無事導入できました。実はこのとき、院長から「交渉術」を少し学んだりして。
    例えば、

       ○こちらからの情報は小出しにする。

       ○なるべく先方の情報を聞き出す。

       ○こちら側の「ゆずれない」ラインを明確に持っておく。

       ○カードの切り方   など。

     ちょっとフェローシップ的?要素の学びがあり、対外的にも使ってみました。


④「診療所の月間キャンペーン」に関わるプロジェクト
毎月キャンペーンを実施し、診療を強化しようとするものです。
ポスター掲示やパンフレット作成など行い、患者さんに下記のようなことを周知し強化しました。
    具体的には

     禁煙強化月間

     インフルエンザ予防接種強化月間

     胃カメラ強化月間

     ピロリ菌検診強化月間

     ニューモバックス強化月間

     肝炎ウイルスチェック強化月間    など
キャンペーンを行うことで、患者さんへの情報提供やスタッフの意識付けにもなり、良い経験でした。


⑤「待ち時間対策」

   やはり待ち時間の苦情は多いもの。

   少しでも患者さんのストレスを軽減するために次のような対策を行いました。

    ○看護師の問診から診察まで時間が空く場合、中待合ではなくTVが見える待合室で待機していただく。

    ○処置で時間がかかる場合、「~~医師は処置中ですばらくお待ちいただきます」の掲示を行う。

    ○予約制導入(これは院長の仕事でした)

患者さんをお待たせしないよう努力していますが、やはり混みあう時間帯や家庭医療独特な外来(面接が長い患者さん・外科処置を行う患者さんがいる)のために、どうしてもお待たせすることがあります。
 
これからも良い対策を考え、患者さんにご迷惑がかからない様努力してまいります。    

⑥お看取りに関するパンフレット作成

   はじめて本格的な冊子のパンフレット作成を行いました。

   お看取りという現場では、御家族や付き添いの方には、不安や心配が付きものです。

   少しでもそれらを和らげるよう、情報提供を行い、患者さん・関わる人が穏やかな最期の時を一緒に迎えられるよう
配慮と工夫をしました。少しでも今後役立てて頂ければと思います。


徐々に、リーダーシップをとりながらプロジェクトを進めていく方法が分かり、後半になるほどスムーズにいくようになりました。
1年という短い期間ではありましたが、多くのプロジェクトに関わることで、プロジェクトだけでなく組織に対する帰属意識も強くなりました。
今後、医師としてだけでなく、組織社会で活躍するためにも、良い学びになりました。

最後にすべてにおいて、指導医である松田院長がリードしていただき、無事進めることができました。
良い学びの機会を与えて頂き、本当に感謝しています。
まだまだ未熟で学ぶべきことが多くありますが、ひとまず卒業に向けてラストスパートをかけたいと思います。
では、また。

on-site FaMReF

こんにちは。後期研修3年目で現在は上川医療センターで研修してます榎原です。

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1/29、30と登別温泉で行われたon-site FaMRefについて紹介しようと思います。

on-site FaMRefは2ヶ月に1回後期研修医が全員集まって家庭医としての学びを深めるのはもちろんですが、別々の場所で研修を行っている研修医がそれぞれの悩みや学びを顔を合わせて共有できる場です。
もちろん夜はお酒も入るのでかなり楽しい宴になります。

今までは札幌、上川、室蘭で行われてきましたが、今回は来年度から後期研修に加わる先生方も参加して親睦を深める意味合いもあり登別温泉で開催されました。

初日のスケジュールは
①自己紹介
②理事長からの「HCFMとは」の講演
③サイト紹介
④来年度のレジデント部門の会議
⑤来年度のローテーション会議
⑥懇親会

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2日目のスケジュールは
①S1の先生によるポートフォリオ発表
②懇親企画「家庭医における喜び、家庭医になることへの期待」

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S1の先生による発表では1年間の成長を実感することができてうれしい反面、自分の1年目の時と比べてしまい後輩の成長に自分が焦りを感じてしまいました。頼もしい後輩がたくさんいます。
異なるセッティングで研修している研修医がそれぞれ2ヶ月の間で学んだことを共有できる場があるということは研修医にとっては非常にありがたいことです。そんなわけで刺激をもらった研修医はそれぞれのサイトで今日からまた研修に励んでいます。

次回のon-site FaMRefは3月に札幌で開催されます。

S3 on-line FaMReF

こんにちは。後期研修医3年目でチーフレジデントの加藤光樹です。

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ここでは先日実施したS3 on-line FaMReFについてご紹介したいと思います。
 
 FaMReFはFamily Medicine Resident Forumの略称であり、家庭医療後期研修医が家庭医らしい学びを共有するための勉強会です。on-lineとはテレビ会議システムを用いて各サイトのレジデントと学びを共有することを、S3というのは後期研修医3年目が対象であることを意味します。
 現在は学年別の学びの共有にon-line、学年横断的学びの共有にon-site(レジデントが1ヶ所に集まって勉強会を年6回)という体制で実施中です(来年度は若干内容の変更も検討中です)。
 共有内容は「近況」、「研修状況」、「前回目標の確認」、「Disease面で深い学びがあった症例」、「Illness面で深い学びがあった症例」、「できなかったこと」、「できたこと」、「内省」、「次回までの目標」です。

 先日私が発表したのは紹介する過程においてプロフェッショナリズムを意識した対応が要求され、診療所医師内でSignificant Event Analysis(※注:重大な事例に関わった医師が同僚やチームとともに経験を省察することで今後の改善に繋げる手法で特にプロフェッショナリズム教育において重要視されている)を実施した症例を共有しました。
 様々なコメントをもらい、自分では気付かなかった視点やさらに深い学びが得られ大変有益でした。
 こんな感じでon-line FaMReFは毎月、on-site FaMReFは2ヶ月に1回実施して学びを深めています。こうした充実した研修環境に感謝です。次回以降ではon-siteの様子も報告できたらと思います。ではでは。

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