草場鉄周
北海道家庭医療学センター 理事長


今、日本の医療の在り方は大きく変わろうとしています。

 人口が増え、病院も増え、高度な医療を全国隅々で提供するべく70年に渡って発展してきた戦後の医療は、日本国民に世界でも有数の健康長寿大国という福音を与えてきました。しかし、少子高齢化、人口の減少、都市部と郡部の格差拡大など、21世紀の日本を取り囲む環境は様変わりし、現在の医療レベルを維持できるかどうかの瀬戸際にあります。そうした中で、地域に根ざして日常的な健康問題に幅広く対応し、多職種と連携しながら外来診療から在宅診療、更には病棟医療をも手がけ、病気の予防や健康増進にも携わる家庭医療・総合診療の役割はますます大きくなっていくと多くの方が指摘しています。

 北海道家庭医療学センターは1996年に北海道・室蘭の地で産声を上げ、2008年に医療法人化しましたが、一貫して北海道、そして日本における理想的な家庭医療を実践し、その担い手となる家庭医を含む医療職の養成に力を尽くして参りました。2000年頃には「家庭医」という言葉を知る人も少なく、ましてやそのコンセプトが日本全体に広がりうるとは想像できない時期が続いていましたが、今では「総合診療」という言葉は多くの医療者が知るところとなり「総合診療専門医」が基本領域の専門医として認められる時代となりました。今、まさに時代が追いついてきたのです。

 私たちは時代の変化を歓迎しつつも、むしろこれからが正念場と考えています。家庭医療、総合診療がそのコンセプトに値する質の高い医療かどうかを国民、他の専門家から認めていただくためには、今以上に質にこだわった家庭医療を都市部、郡部を問わず提供していかなければいけません。また、その担い手である家庭医、総合診療医、更にはプライマリ・ケアを専門とする看護師等の養成は社会からの強い期待ですが、決して安かろう悪かろうでなく、誇りを持って診療にあたることのできる質の高い医療者の養成に専念しなければなりません。また、地域の現場で一人一人の患者さんに提供する診療から得られる実践知を、臨床研究や学会発表を通じて社会に広く還元することも忘れてはいけない大切な使命です。  

 私たちは変わりゆく日本の医療における家庭医療・総合診療のパイオニアをめざし、職員一人一人が輝き続けられる組織として歩み続けて参ります。どうかご期待下さい。


2017年7月
北海道家庭医療学センター理事長 草場鉄周


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