今江 章宏 



研修修了年度
2014年度

家庭医を目指す
学生さんに一言
「将来どのようなセッティングでも活躍できる家庭医・総合診療医になるために」
 みなさんは、将来自分がどのようなセッティングで家庭医・総合診療医として活躍したいか、具体的にイメージしたことはありますか?都市部の診療所で外来診療や在宅医療を中心に?それとも地方の診療所や中小病院で?または大病院の総合診療科や救急ERという場もあるでしょうか?  このように、いわゆるジェネラリストと言われる私たち家庭医・総合診療医が貢献できる場は様々であり、診療するセッティングや地域の医療資源によって、求められる診療内容、患者層、扱う健康問題・疾患・手技等は自然と異なってきます。ですので、実際に自分が診療する場に合わせて自らの診療スタイルを柔軟に変化させ、その場で求められる医学的知識・技術を生涯学び続けていく必要があります。
 一方で、たとえどのセッティングで診療するとしても、家庭医・総合診療医として共通の専門性やアイデンティティを形成している学問体系があり、それが個人的には家庭医療学だと思います。家庭医療の基礎をきちんと学ぶことにより、将来どのような場でも「家庭医・総合診療医として」質の高い診療を行うことができるようになるでしょう。そして家庭医療の特性上、それは机上の学習だけで深めることは難しく、現場での実践と振り返りを通じて初めて身につくものです。
 北海道家庭医療学センターの専門研修では、道内各地の多様なセッティングにおいて、経験豊富な指導医のもと実践と振り返りを通じて家庭医療の基礎を体系的に学ぶことができます。家庭医・総合診療医に少しでも関心のある方は、ぜひ一度見学にいらしてください。北海道各地の美味いものを用意して大歓迎します!

後期研修に
参加してのコメント
 私自身は、1年目に札幌から140km離れた人口3,000人の漁師町にある寿都町立寿都診療所で研修を開始し、北海道の地方特有の幅広い疾患への対応や救急診療、そして様々な地域活動を通して地域コミュニティ志向型ケアを学びました。2年目は病棟研修で、江別市立病院総合内科・小児科で総合内科医や各科専門医の先生方から充実した研修の場を提供していただき、さらに幅広い疾患や小児科診療の経験を深めました。3年目は人口9万人の室蘭市にある本輪西ファミリークリニックで、外来や訪問診療を中心に家庭医療の深みを実践を通して学びました。
 研修を終えて感じるのは、診療するセッティングによって家庭医・総合診療医として求められる能力が本当に異なり、それぞれにおける難しさ、あるいはやりがいがあり、それは現場で経験して初めて自分自身は実感できたということです。
 また、それぞれの場で一緒に仕事をする中で培ってきた先生方やスタッフの方々との繋がりは、これからも北海道の地域で診療していく自分にとっては貴重な財産となっています。

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