学術・研究活動 2015

総説

草場鉄周
「総合診療専門医?日本プライマリ・ケア連合学会の立場から-」カレントテラピー.Vol.33.No.7:656-661

草場鉄周
「コラムシリーズ:専門医制度改革と総合診療医」(連載)
《1》大きく変わる専門医制度改革とその社会的影響
《2》19番目の基本領域としての総合診療専門医
《3》超高齢化社会における総合診療専門医の果たす役割
医師のための経営情報 SMBC日興證券 135-137号

草場鉄周
「伊関・関本論文への一考」フィナンシャルレビュー.財務総合政策研究所 Vol.123:64-66.
「松田・藤野論文への一考」フィナンシャルレビュー.財務総合政策研究所 Vol.123:97-99.
「山田論文への一考」フィナンシャルレビュー.財務総合政策研究所 Vol.123:127-129.
「西沢論文への一考」フィナンシャルレビュー.財務総合政策研究所 Vol.123:189-190.

草場鉄周
「総合診療専門医制度」月間精神科 Vol.27.No.3:210-213.

草場鉄周
「対等な目線で地道に寄り添う家庭医療の道」在宅新療 Vol.1.No.1:34-35.

佐藤弘太郎
「座談会 高齢化社会と医療」「ふんかわん セレンディビティ-若草物語第二章にあたり」室蘭市医師会誌 No.28、2015年12月

佐藤弘太郎 「「大きくなったら何になりたい?」の次へ」北海道医報 1168号、2016年1月

著書・翻訳

葛西龍樹/草場鉄周(翻訳)
「マクウィニー 家庭医療学 下巻」ぱーそん書房、2015年

草場鉄周(監修)
「まんが めざせっ!総合診療専門医」中山書店、2015年

草場鉄周(編集主幹)
「総合診療専門医のカルテ」中山書店、2015年

草場鉄周(編集主幹)/中川貴史
「総合診療専門医 腕の見せどころ症例」中山書店、2015年

草場鉄周(専門編集)/山田康介/中川貴史/安藤高志/佐藤弘太郎/宮地純一郎/堀哲也
「コモンディジーズ診療指針」中山書店、2015年

草場鉄周(編集)/山田康介
「様々な教育方法の活用(2)症例検討 総合診療専門に研修における手引き」中山書店、2016年

山田康介
「特定行為にかかる手順書例集」分担執筆 公益社団法人 全日本病院協会、2015年

山田康介
「多職種と話す」治療 2016年 98巻第2号.

山田康介
「6.症例検討」日医かかりつけ医機能研修制度 応用研修テキスト、2015年

山田康介
「小児の感冒~総合診療医・家庭医はこうみる 総合診療力をググッと上げる! 感染症診療」 Gノート、2015年 第3巻第2号(増刊)

中川貴史
「浮腫、腹水、胸水と輸液」jmed mook 在宅・看取りノート 日本医事新報社、2015年

松井善典
「診療所研修のプログラムの立て方」治療、2015年 Vol.97 No.8

松井善典
「症例3 統合的なケア」総合診療専門医腕の見せ所症例、2016年

松井善典
「認知症の人とその家族対応」在宅医療、2016年 第1巻第3号

宮地純一郎/堀哲也
「次世代薬剤師 虎の巻」、2015年

宮地純一郎
「教育カリキュラムの作成」日経DI

堀哲也
「総合診療力をググッと上げる!感染症診療」Gノート増刊 Vol.3 No.2

学会発表

山田康介
「家庭医療診療所群におけるQBTを用いた診療の質評価の取り組み」
第6回日本プライマリ・ケア連合学会 学術大会(筑波)、6月 2015年

Junichiro Miyachi、 Yoshinori Matsui、 Hiroshi Nishigori.
“What did medical students learn in a health-related event in a community?”
日本医学教育学会(新潟)、7月 2015年

堀 哲也/堀みき/北山周/佐藤 弘太郎
「診療所-施設間のカンファレンスによる連携と施設看取りの関連について」
第6回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会(筑波)、6月 2015年

今江章宏
「無床診療所の時間外電話対応に対する患者の認識」
日本プライマリ・ケア連合学会北海道ブロック支部地方会(札幌)、6月 2015年

講演講義

全国

草場鉄周
講演「Role of Primary Care in super-aging Japan」World Health Summit in Kyoto、4月 2015年
講演「総合診療専門医制度で期待される在宅医療研修の在り方」第17回日本在宅医学会(盛岡)、4月 2015年
講義「家庭医療」京都大学医学部(4回生)4月、2015年
講演「Comprehensive preventive medicine in primary care」 American college of Physicians 日本支部年次集会 5月、2015年
講演「総合診療専門医制度のこれから」All Nara Project、6月 2015年
講演「総合診療医と臨床研究」第3回會津藩校日新館「臨床研究デザイン塾」、7月 2015年
講義「家庭医療」自治医科大学医学部(1~3回生)7、9、11月、2015年
講演「これからの医療と総合診療専門医制度」第12回これからの介護医療経営塾、9月 2015年
講演「家庭医療専門医から総合診療専門医へ」地域医療研究会全国大会2015in大阪、10月 2015年
講演「総合診療専門医制度の概要と今後の展望」第83回東京大学医学教育セミナー、10月 2015年
大会長講演「地域を支えるための育てあい」
NPO在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワーク第21回全国の集い in 北海道2015、10月 2015年
講演「総合診療専門医制度の目指すもの」平成27年福島医学会学術研究集会シンポジウム、11月 2015年
講演「総合診療専門医制度の目指すもの」日本プライマリ・ケア連合学会近畿ブロック支部 地方会、11月 2015年
講演「プライマリ・ケアにおける苦悩と癒し」第14回桂記念治療的自己研究会シンポジウム、11月 2015年
講演「総合診療専門医制度の概要と今後の展望」第83回東京大学医学教育セミナー、10月 2015年
講演「これからの医療における総合診療専門医の役割」
総合医を育て地域住民の安心を守る会 第8回市民フォーラム、2月 2016年
講演「総合診療専門医制度」第12回日本病院総合診療医学会、2月 2016年

草場鉄周(企画責任者兼座長)
シンポジウム「専門医制度における評価の在り方」日本プライマリ・ケア連合学会学術大会(筑波)、6月、2015年

宮地純一郎/松井善典/上野暢一/北山周/加藤光樹/安藤高志/草場鉄周
「患者中心の医療の方法(PCCM:Patient Centred Clinical Method)第3版を踏まえた日本における"Health"の実践知を探索する」
第6回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会インタレストグループ10(筑波)、6月 2015年
山田康介(座長)
「シンポジウム・いのちを繋ぐ」在宅医療を支える診療所・市民全国ネットワーク 第21回全国の集い(札幌市)、10月 2015年

中川貴史
ワークショップ「地域包括ケアを推進する地域リーダーになるために-多職種協働GW-」
(地域包括ケア委員会企画)第6回プライマリケア連合学会学術大会(筑波)、6月 2015年
シンポジウム企画「ある地域での医療者の教育と育成の現状とこれから~寿都町での10年間~」
在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワーク 第21回全国の集い in 北海道 2015(札幌)、6月 2015年
講演「寿都における家庭医療の実践」政策研究大学院(東京)、8月 2015年
シンポジウム「過疎地域における医療と在宅医療」第3回全国在宅支援診療所連絡会(東京)、3月 2015年

佐藤弘太郎
「第12回臨床研究デザイン道場」第6回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会(筑波)、6月 2015年
「Medical Generalismに学ぶ Part2」第6回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会(筑波)、6月 2015年
「オレンジクロスWS わがまちのたまねぎ TOWA-TOWA活動報告」(東京)、2月 2016年

佐藤弘太郎/上野暢一/安達記広
ワークショップ「源家族×家庭医×現家族 」第11回若手医師のための家庭医療冬期セミナー(東京)、2月 2016年

和田忠志/由井和也/飯島勝矢/三浦久幸/松井善典
シンポジウム「地域包括ケア構築に向けた在宅医療教育」第17回日本在宅医学会もりおか大会(岩手)、4月 2015年

藤沼康樹/山本祐/松井善典/鈴木佳奈子/川口篤也/北村大/井口真紀子/澤憲明
ワークショップ「総合診療医のコンピテンシーに基づく生涯学習~学習ポートフォリオ作成に挑戦~」
第6回 日本プライマリ・ケア連合学会学術大会(筑波)、6月 2015年

錦織宏/飯田淳子/宮地純一郎/照山絢子/濱雄亮/松井善典/堀哲也/錦織真紀子
ワークショップ「Beyond 質的研究~家庭医の症例検討会における医療人類学者とのコラボ!」
第6回 日本プライマリ・ケア連合学会学術大会(筑波)、6月 2015年

三浦太郎/藤谷直明/松井善典 他
「家庭医療基本のキ」第26回学生・初期研修医のための家庭医療学夏期セミナー(静岡)、8月 2015年

松井善典/高石亮太/藤野美喜子
「在宅ケアを支えるために、卒前教育からできる具体的な取り組みとは?」
NPO在宅ケアを支える診療所市民ネットワーク全国の集い in 北海道2015(札幌)、10月 2015年

松井善典/中島徹/佐治朝子
「北海道での家庭医療の実践と挑戦」札幌医科大学第3学年医学英語③(札幌)、10月 2015年

宮地純一郎/飯田淳子/錦織宏/島薗洋介/濱雄亮/吉田尚史/伊藤泰信/大谷かがり/堀口佐知子/錦織麻紀子/松井善典
「症例検討会で家庭医療学×医療人類学!」
日本プライマリ・ケア連合学会 第11回 秋季生涯教育セミナー(大阪)、11月 2015年

藤沼康樹/川口篤也/北村大/松井善典/山本祐/井口真紀子/鈴木佳奈子
「総合診療医の生涯学習を構造化する~Eポートフォリオ入門」日本プライマリ・ケア連合学会 第11回 秋季生涯教育セミナー(大阪)、11月 2015年

松井善典
「家庭医の選択と意思決定」学生救急WS「同窓会×学会」(京都)、3月 2016年
「MSWの診断学と臨床推論」日本医療社会福祉学会主催 第26回日本医療社会福祉学会大会事前勉強会(京都)、3月 2016年

柴原真知子/宮地純一郎
「診療現場での間主観的評価 -責任ある主観とポートフォリオ-」(参加体験型授業)現場で働く指導医のための医学教育学プログラム基礎編.第2ターム(京都)、10月 2015年

Junichiro Miyachi
“Usage of portfolio in postgraduate medical education -an example of family medicine”
FD Program for Dr.Rita & Dr.Mardiastuti(from Malaysia)( 京都)、10月 2015年

錦織宏/宮地純一郎
「質的研究の「実験ノート」でもあるSCAT(Steps for Coding and Theorization)を用いて質的データ分析を体験するワークショップ」医学 医療者教育研究&臨床研究 秋のワークショップ@京大(京都)(現場で働く指導医のための医学教育学プログラム-選択授業 HCFMフェローシップ質的研究WS)、11月 2015年

宮地純一郎/今江章宏/島田啓志
「新しくなった患者中心の医療のモデルと実践をつなぐ」第11回若手医師のための家庭医療学冬期セミナー(東京)、2月 2016年

宮地純一郎/廣江貴則
「合否判定基準と評価者トレーニングとルーブリック」(参加体験型授業)
現場で働く指導医のための医学教育学プログラム基礎編(京都)、3月 2016年

堀 哲也/大塚 貴博/永藤 瑞穂/佐治 朝子/川島夏希/東端孝博/神田萌/坂入慧一郎
「最期まで診るってどういうこと?~家庭医がつなぐ終末期ケア~」
第26回研修医のための家庭医療学夏期セミナー(熱海)、8月 2015年

今江章宏
「伊勢赤十字病院 診断推論WS」(三重)、2月 2016年

都道府県

草場鉄周
講演「地域・住民と協働する家庭医療」ホスピス・ケア市民講座、7月 2015年
講演「住み慣れた地域で健康に暮らし続けるための10ヶ条」白鳥台地区健康講座、7月 2015年
講演「家庭医療のエッセンス」第14回西十勝地域の輪、7月 2015年
講演「認知症になっても 介護が必要になっても 安心して生活するために」室蘭市市民講演会、11月 2015年
講演「医療と介護の連携、そして在宅医療の充実のために」美唄市在宅医療・介護多職種ネットワーク会議、11月 2015年
講演「ドクターG 総合診療医 その真の役割は?」室蘭 養護教諭 勉強会、11月 2015年
講演「家庭医とは?」ウロギネの会(札幌)、12月 2015
講演「求める医療と求められる医療」第9回足寄町地域福祉セミナー、12月 2015年
講演「地域で展開する在宅医療」札幌市清田区医師会講演会、1月 2016年
講演「地域で活躍する総合診療専門医を目指して」札幌医大 地域総合診療合同セミナー、1月 2016年
講演「在宅医療の魅力と今後の展望」在宅医療推進フォーラムinとかち、2月 2016年
講演「認知症になっても 介護が必要になっても 安心して生活するために」在宅医療・緩和ケアに関する市民公開講座、2月 2016年
講演「知症になっても 介護が必要になっても 安心して生活するために」千歳市民講演会、3月 2016年
講演「総合診療医の育成を目指して」帯広協会病院総合診療科設立記念講演会、3月 2016

山田康介
「総合診療医 家庭医を志す地域枠医師のために」北海道臨床研修病院合同プレゼンテーション(札幌)、4月 2015年
「地域医療学 家庭医療(総合診療)の総論・実践」北海道大学医学部医学科4年生臨床講義(札幌市)、6月 2015年
「地域の力を活かす協創戦略の作り方」Medical Studio Community Healthcare Leardership 学科(札幌市)、7月 2015年
「十勝の在宅医療 ~医師はこんな風に考えている~」訪問看護管理者交流検討会議(帯広市)、7月 2015年
「キーノートセッション・地域でいのちの最期を支える」座長 Care Do 北海道 2015 in 旭川(旭川市)、8月 2015年
「医師として生きる」ことを考える」JA北海道厚生連臨床研修医学習会(帯広市)、8月 2015年
「認知症と地域包括ケアシステム 更別のありようから言えること」認知症治療セミナーin十勝(帯広市)、9月 2015年
「特定行為研修の研修者のストレスに配慮したフィードバックの技法」看護師の特定行為にかかる指導者育成講習会(札幌市)、9月 2015年
「医学的側面からみた認知症の基礎と健康管理」更別村農業高校生活科2年講義、9月 2015年
「地域包括ケア時代における社協の役割 医療の視点から」南十勝社会福祉協議会役職員研修交流会(更別村)、10月 2015年
「地域医療をいかに教えるか?」JA北海道厚生連指導医養成ワークショップ(札幌市)、11月 2015年
「シンポジウム 自分の最期をどこで迎えますか」(座長) 在宅医療推進フォーラムinとかち(帯広)、2月 2016年
「総合診療医と地域包括ケアシステム」北の地域医療を支える総合診療医養成プランシンポジウム(札幌)、2月 2015年
「地域包括ケアシステム構築に向けた医療と介護の連携について」地域包括ケアを考える講演会の開催について(斜里町)、2月 2015年
「暮らしの中にある医療とは~総合診療専門医の視点から~」十勝在宅ケア多職種研修会(帯広)、3月 2016年

中川貴史
講演「寿都診療所 今までの10年間とこれからを考える」 寿都診療所10周年記念式典(寿都町)、8月 2015年
講演「多職種連携ネットワーク活動~後志プライマリケア研究会~」小樽・後志地域包括ケア連絡会(倶知安) 8月 2015年
主催「第4回 後志プライマリケア研究会」(岩内町)、10月 2015年

佐藤弘太郎
「10年後の登別の介護はどうなっている!?」登別ケアマネ会定例会(登別)、9月 2015年
「介護予防と植木鉢の皿」登別介護の日 健康講話(登別)、11月 2015年
「認知症の見守りポイント~家庭医の視点から」室蘭市民生委員勉強会(室蘭)、12月 2015年
「薬物乱用と健康」室蘭市立港北中学校 3年生特別授業(室蘭)、12月 2015年
港北二丁目町会木曜会 健康づくりWS(室蘭)、1月 2016年
「コトバノチカラ~連携する声ってなんだろう」西いぶり在宅ケア連絡会定例会(室蘭)、2月 2016年
「介護職のための看取り研修会(基礎編)」北海道室蘭保健所(室蘭)、2月 2016年
「看取り講演会:備え~自分らしい最期を迎えるために」北海道室蘭保健所(洞爺湖)、3月 2016年

松井善典
「家庭医の在宅医療」滋賀県在宅医療促進パンフレット作成報告会・記念講演、7月 2015年
「みんなで創ろう・支え合おう浅井地区の「あんしん」と「いきいき」」上草野地区地域懇話会、8月 2015年
「地域における家庭医療とはどんなものか知りたい! 」滋賀医大TukTuk主催 第1回地域医療・家庭医療勉強会、12月 2015年
「ソーシャルなまちづくりシンポジウム」(シンポジスト)、3月 2016年
「今日という節目に自分を見つける」滋賀県地域医療フォーラム2015 オープニングセミナー、3月 2016年
「あなたがつくる初期研修の日々のために」滋賀県地域医療フォーラム2015エンディングセミナー、3月 2016年

宮地純一郎/松井善典/宮地由佳
「現場のエピソードから編むFD 学習者と向き合う指導医ー指導医学習者関係AtoZー」平成27年度第1回滋賀県家庭医指導医研修会、7月 2015年

松井善典/宮地純一郎
「看取り研修会」伊香の里 やすらぎの里研修会、8月 2015年

松井善典/浦島亜貴
「認知症のケア」浅井地区民生委員定期学習会、8月 2015年

松井善典/森洋平
「家庭医療とは?」滋賀医科大学4年生系統講義、10月 2015年
「患者中心の医療の方法」滋賀医科大学4年生系統講義、10 2015年
「地域・コミュニティケア」滋賀医科大学4年生系統講義、10 2015年
「家族指向型のケア」滋賀医科大学4年生系統講義、10 2015年

宮地純一郎/松井善典/宮地由佳
「現場のエピソードから編むFD 自分と向き合う指導医 役割葛藤・現場指導医の生涯学習」
平成27年度 第2回滋賀県家庭医指導医研修会、11月 2015年

宮地純一郎/松井善典
「現場のエピソードから編むFD 組織と向き合う指導医」平成27年度 第3回滋賀県家庭医指導医研修会、3月 2016年

松井善典/草野宣之
「浅井東診療所・デイケアくさの川の取り組み」滋賀県介護予防研修会、3月 2016年

宮地純一郎
「高齢者と健康」長浜市社会福祉協議会 介護職員初任者研修、9月 2015年

大西弘高/一瀬直日/宮地純一郎/田原正夫/中山明子
「スーパードクターから学ぶ 合格するポートフォリオの作り方 君のポートフォリオが今日から変わる!!」日本プライマリ・ケア連合学会 第29回近畿地方会 若手部会セッション、11月 2015年

今江章宏
「在宅でどう判断する?-訪問診療における臨床推論-」 北海道プライマリ・ケアフォーラムWS、11月 2015年

取材記事・新聞等

草場鉄周
「人を死に追いやってしまう。戦慄の危機意識で家庭医の育成に臨む。」プリマリアVol.12、6月 2015年
「新専門医制度15の疑問【総合診療専門医】」日経メディカル、8月 2015年
「変わりゆく医師研修制度」メディウイング第63号、10月 2015年
朝日新聞 北海道版 けんこう処方箋、6月 2014年~(毎月連載)
第11回「 僻地医療、家庭医の出番では」
第12回「 重症化を防ぐ、地域包括ケア」
第13回「 「家庭医の診療を皆に」めざして」
第14回「 家庭医に向いている人とは」
第15回「 職場見渡し、働く人支える産業医」
第16回「 患者の思い聞ける診療所に」
第17回「 医療事故対策、信頼構築こそ」
第18回「 対話で知った、医者への本音」
第19回「 患者の立場に立った医療とは」
第20回「 患者の「人生」理解した医療を」
第21回「 被災地、「聞く」ことの重さ痛感」

山田康介
読売新聞「いつでも総合診療医」、4月19日 2015年
日経新聞「医出づる国 資源を活かす④」、4月19日 2015年
十勝毎日新聞「おおきくなあれ 父と娘」、4月26日 2015年
十勝毎日新聞「おおきくなあれ 泣かせちゃ行けない? お子さんの診察」、7月5日 2015年
十勝毎日新聞「おおきくなあれ 本当にうちの子?」、10月5日 2015年
十勝毎日新聞「おおきくなあれ 自由研究」、1月17日 2016年
NHK-総合「おはよう北海道 土曜プラス 医師不足の地域へ 若き医師の挑戦」、3月19日 2015年

中川貴史
島崎謙治「医療政策を問いなおす 国民皆保険の将来」(ちくま新書)、11月 2015年
北海道新聞「寿都診療所町移管10年」「家庭医療重視が浸透」、4月 2015年
北海道医療新聞「家庭医療の理解進む 寿都診療所移管10周年」、8月 2015年
北海道新聞「町立診療所の10年祝い式典」、8月 2015年
北海道新聞「地域医療の実情を学ぶ」、3月 2016年

安藤高志
メディアあさひかわ「上川医療センターの成果から見る「地域医療構想」」、1月 2016年
HTB「医TV・放送大学連携企画 安心して暮らすことのできる地域社会を築くために(1)「地域包括ケアについて考える」」、2016年2月20日放送

松井善典
長浜市広報 ときめ輝ひと、6月 2015年

宮地純一郎
ホームページ CTIジャパン Co-active 人が響き合う社会を創る「響きから生きる人たち インタビュー01」、4月 2015年

研究費、補助金等資金獲得

佐藤弘太郎
蘭北地区まちづくりサロン事業 251、000円(室蘭市まちづくり活動支援補助金)

研究抄録

『終末期がん医療における在宅医療と病棟医療の費用に関する比較研究』
加藤光樹(まどかファミリークリニック)
佐藤弘太郎(医療法人 北海道家庭医療学センター 本輪西ファミリークリニック)
謝瑛子(名古屋大学医学部附属病院)
溝部彌希(九州大学大学院医学系学府医療経営・管理学専攻 専門職修士過程(当時))
柳谷晶仁(医療法人 母恋 日鋼記念病院)
福田治久(九州大学大学院医学研究院 医療経営・管理学講座 医療経営学分野)

【背景】
医療政策に費用の視点を導入する議論が高まるが、本邦では終末期がん領域の費用研究は乏しく、介護費を含め療養費の共変量を調整した分析はない。
本邦で在宅緩和ケアを通し家庭医が医療費に与える影響は明らかでない。

【目的】
入院緩和ケアと在宅緩和ケアの療養費差の推定

【研究デザイン】
症例対照研究

【対象、セッティング】
北海道のがん拠点病院と家庭医療教育診療所の名1ヶ所。対照群は2008年4月から2013年12月に緩和ケア病床で、症例群は2009年1月から2013年12月に在宅で死亡したがん患者。

【主たる要因】br /> 在宅緩和ケア

【主たるアウトカム指標】
療養費(医療・介護費)

【統計解析】
療養費は診療報酬の在宅移行関連要因候補(資源投入量含む)は診療録の関連記録より抽出した。入院と在宅の緩和ケア療養費差の推定に、療養場所、在宅療養関連要因を集約したプロペンシティスコア、診療報酬改定年度で調整した一般化線形モデルを用いた。生存率の比較にCox比例ハザードモデルを用いた。

【結果】
解析対象は病院群99例、在宅群48例で、年齢、性別、がんの原発、遠隔転移、(調整前)療養費に有意差はなかった。在宅移行関連要因は、一人以上と同居[調整後OR(95%CI)=6.54(1.18-36.05)]、全てのADLで介助を要す[3.61(1.12-10.51)]、酸素使用なし[12. 75(3.53-46.02)]、オピオイド使用(経口・挿肛)[5.74(1.11-29.54)]、(貼付)[8.30(1.9 7-34.93)]であった。在宅緩和ケアは療養費と負の関連を認め(p=0.015)、入院緩和ケアとの費用差は79.0万円(73.8-83.6)であった。入院緩和ケアに比べて在宅緩和ケアは生存率に統計学的な有意差を認めなかった[HR=0.95(0.59-1.53)]。

【結論】
本研究では入院と在宅のいずれの緩和ケアも選択し得る場合の療養費差は患者一人あたり約80万円で、生存率に差はないと示された。今後の医療政策の方向性を検討するには、より長期間で多様な療養形態を含む費用及び費用対効果研究が必要である。

『病前から療養先を在宅か施設か既決している患者と家族が存在する ー脳卒中患者の在宅療養の選択要因に関する質的研究ー』
佐藤弘太郎(医療法人 北海道家庭医療学センター 本輪西ファミリークリニック)
宮川清誇(北海道宗谷総合振興局保健環境部浜頓別地域保健支所)
草場鉄周(医療法人 北海道家庭医療学センター 本輪西ファミリークリニック)
道信良子(札幌医科大学医療人育成センター教養教育研究部門)

【目的】
平成22年度国民生活基礎調査で脳卒中は要介護の直接原因の第1位であり、在宅療養推進の上で重要な疾患である。しかし患者、家族の療養先選択プロセスの研究は乏しく、療養先選択の際の促進因子と阻害因子を分析した。

【方法】
脳卒中患者、家族に療養先選択の理由について半構造化インタビューを行った。これをStep for Coding and Theorizationを用いて各因子を討議、抽出した。またこの過程で示された予想外の概念についても同方法を行い、更に選択に関わる家族の特徴を分析した。

【結果】
病前、急性期、回復期、慢性期で異なる在宅療養選択の促進・阻害因子が影響していた。その一方で、両因子の影響を受けず病前から療養先を在宅、又は施設と既決している患者・家族がおり、その家族の特徴に相違があった。

【結論】
療養先決定に影響する様々な促進・阻害因子はあるが、病前から療養先を既決している家族がおり、支援する前提を捨てた支援者の姿勢の重要性が示唆された。

【背景・目的】
現在の日本社会では、地域包括ケアシステム1が少子高齢社会の処方箋として提言されている。患者が病院・施設と自宅を必要に応じて往来しながら、住み慣れた地域で生活を続けていくことを推進するものである。平成22年度国民生活基礎調査によれば、脳卒中は要介護の直接原因の第1位2位)であり、在宅療養推進の上で重要な疾患である。そのため、脳卒中患者、家族が何をもってどのように療養先を選択しているかを理解することは大切である。しかし、これまでの研究において入院患者を対象とした退院先へ影響する因子についての研究報告は多いが、患者、家族が療養先を選択するプロセスについての研究は乏しい。そこで本研究では、脳卒中の患者、家族が在宅療養を選択する際の促進因子と阻害因子を特定し、療養先選択のプロセスを質的に分析する。その結果をふまえて、脳卒中の患者の在宅退院の支援方法について考察する。

英文抄録

Purpose: According to the Japan Comprehensive Survey of Living Conditions 2010、 stroke is considered for home medical treatment in the context of transition from the hospital to home care under the current Japanese health policy. However、 research on the processes of making choices and decisions for the place of medical treatment after acute medical care is very limited. Therefore we analyzed factors facilitating and obstructing the choices of stroke patients and their families.

Methods: We qualitatively analyzed recordings of semi-structured interviews of stroke patients and their families using Step for Coding and Theorization methods、 conducted in-depth analysis of concepts emerging from the data and identified consistent features of the process of making choices.

Results: The factors facilitating and obstructing the process of deciding to receive home medical treatment varied with the stage of the disease. However、 some families had already decided to use either the home or nursing care facilities before the stroke occurred. Their decisions were influenced by the features of each family such as its composition and the roles of the various members.

Conclusion: There are patients and families who decide where to get medical treatment after discharge from the hospital regardless of the presence of factors facilitating and obstructing home medical treatment. This research suggests it is important for professional caregivers not to make judgments based on preconceptions but rather to consider the fact that the post-discharge support will depend on the actual choices made by the patients and their families.

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