平成23年度 第1回 On-site FaMReF 報告

事務局中田です。
村井先生のブログ記事にもありましたが、5月7日、8日に今年度1回目のFaMReFが栄町ファミリークリニックで行われました。

チーフレジデントより詳細な報告がありましたので、以下で紹介させて頂きます。

【参加者】
スタッフ:安藤先生、松田先生(オブザーバー)
フェロー:成島先生(オブザーバー)、加藤先生 
レジデント:木田、村井、堀、田中、中島、野口
外部:研修医1名、医学生1名

1. 家庭医療的振り返り① 堀担当

 近況報告、目標、学びの共有、振り返りの順番で進められました。

学びの共有では高齢女性 認知症もあり徐々に食欲低下、何もしない方向性だったが、家族に急に経鼻チューブを入れてほしいと言われた事例でのdiscussionがありました。
ヘルスキーパーソンが不確定、訪問導入が遅かったのでは、家族を交えて臨床倫理4分割を行えばよかったのかなどの学びがありました。

 

2.家庭医療的振り返り② 田中担当

学びの共有では肺炎で抗生剤継続していても発熱が持続する患者の相対的除脈に気付き薬剤熱に至った事例、健診を全く受けていなかった女性の縫工筋内膿瘍でベースに糖尿病(Hba1c10)があった事例、手術歴のないイレウスで閉鎖孔ヘルニアであった事例などがあげられました。

 

3.家庭医療レクチャー 「Audit」 安藤先生担当

 Auditの意義と実際Auditをどのように進めるかのレクチャーがあり、後半にAuditで扱うテーマや目標について決めるワークショップがありました。

 

4.症例からの学び 木田担当

 定期訪問している高齢女性 持続する低ナトリウム血症についての学び報告でした。

低ナトリウム血症での血管容量評価は身体所見では難しくFENa、FEureを調べると感度・特異度ともにたかい。低ナトリウム血症での原因で最頻はSIADHである。SIADHはADHの分泌パターンから3種類にわけられ、120-130付近で安定している低ナトリウム血症ではreset osmostatが疑わしい。
Reset osmostatは症状がなければ治療しなくてよいなどの学びがありました。
 

 5.Show case PF  村井担当

 BPS領域でのポートフォリオ発表でした。治療について同意を得られなかった患者に対してBPSアプローチを使用することで同意を得られた事例での報告でした。

患者中心の医療を行うことがBPSアプローチにつながることや、患者の物語をプランに反映させることの重要性などについて報告がありました。

 

6.ビデオレビュー 中島担当

 高齢男性、糖尿病、肝機能障害などで定期通院している患者。中島先生は初めて診るという設定でのビデオレビューでした。
本輪西のビデオレビューフォーマットに沿ってフィードバックが行われました。患者のアジェンダは肝機能検査をして欲しい、妻の内服変更の確認がしたいで、全体としてはアジェンダには上手く対応できていた。細かい部分では要約や相槌の抑揚がなかった、患者ケアの部分で優先順位が立てられてなかった、患者のアジェンダに対してのillness部分が聞けてなかったなどがあがりましたが、総評としては17分で比較的まとまった外来だったとのフィードバックでした。

 第1回FaMReFを終えて、昨年からの変更でより各サイトの学び共有がより濃くなる内容だったと思います。また外部から2名参加して頂き、センターの学びを外部に発信出来る場にもなったと思います。

 第2回FaMReFもより深い学びが得られる場にしていきたいと思います。今後もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
 また、レジデントに代わり休日待機を引き受けていただいた先生方、この場を借りてお礼申し上げます。

チーフレジデント
村井 紀太郎/堀 哲也

第2回のOnSiteFaMReFについても詳細が決まり次第、ブログ等で情報発信をしていきますので、興味のある方がいれば是非見学にいらして下さい! 家庭医を目指すレジデント達による生の学びに触れられます!













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