【F1】家庭医療「地域・コミュニティ志向型ケア③」山田先生 2021.02.04(黒岩)

<内容>
地域志向型ケアのセッション.
今回も各フェローの取り組みを報告し合いました.

あるフェローは,
医療依存度の高い高齢者が過ごす施設が乏しい,という問題に気づきました.
データを取り寄せ,地域の保健師さんと共有したところ,
そもそも介護・福祉の担い手不足の問題が
地域全体(日本全体?)に横たわっていることに気づいた,ということでした.

あるフェローは,
地域の特養施設で看取りが行われていない,という問題を感じていました.
ところが,これまでの経緯を施設職員から聴取し,
他の資源で看取りができている現状を考慮すると,
そもそもこの地域において施設看取りが必要なのか?
という考えになっていった,ということでした.

あるフェローは,
余命いくばくもない状況で看取りのために紹介された患者が,
終末期における話し合いを家族とできていないケースを経験しました.
ここから気づきを得て,ACP普及のために何ができるか?を考え,
コロナ禍でイベントが制限される中で有効な方策はなにか?
と検討しているようです.

テーマも進捗も多様だからこそ,
ディスカッションからさまざまな気付きが得られました.

<学び>
地域の問題を同定するだけでなく,
その上流にある問題は?その背後に横たわっている問題は?
と,いろいろな切り口で考察をすることが重要だと感じました.

<一言>
自分はまだまだ思考段階でとまっています.
実践には程遠いです・・・!

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